【PCエンジン】ゲームの中に隠された別のゲームを遊んでみた
つい先日以下のようなツイートを見つけました。
PCE(SCD)天使の詩Ⅱ堕天使の選択(日本テレネット)の中にシューティングゲームがあるという噂が前からあったので調べてみたらありました。古いシステムカードで起動した時の警告画面で上、上、下、下、Ⅰ+Ⅱ(同時押し)で出現します。 pic.twitter.com/eQrAsuZoaD
— Yamada_Arthur (@yamada_arthur) 2015年10月29日
日本テレネットが出したPCエンジンのRPG「天使の詩Ⅱ 堕天使の選択」にはシューティングゲームが入っているという内容。だいぶ前のツイートですがそんな裏技があることを最近まで知りませんでした。
しかも古いバージョンで起動させてから特定の入力をすると始められるという少し特殊なプレイ条件なので、PCエンジン実機を持っていても試すことができない人もいるはずです。
目次
PCエンジンを用意せよ
ちょうど遊ぶための条件が揃っていたので試してみることにしました。
まずはしまってあったPCエンジンDUOーRを出して起動
PCエンジンの機種が新しいと上記の画像のような起動画面になります。こちらのバージョンだと天使の詩Ⅱの本編は遊べますが、これから紹介するゲームは遊べません。
なので別売りのシステムカードを使って昔のバージョンにします。
何をしてるのかよくわからない人は、プレイステーション2のゲームを初代プレイステーションで遊ぼうとしてるのだと思ってください。
このまま始めるとバージョン違いを伝える警告画面が出ます。この画面で「上、上、下、下、Ⅰ+Ⅱ(同時押し)」と入力して画面が変われば成功です。
余談ですがゲームによっては警告画面がやたらと凝っていたりするので、それを見るためにわざと旧バージョンで起動することもPCエンジンの楽しみ方の一つになっています。
隠されたゲームはどんなゲーム?
始まったゲームのタイトルは「DARK LEFT」。オーソドックスな縦スクロールシューティングゲームゲームです。
十字キーで移動。Ⅰボタンでスピード調整。Ⅱボタンでショットとミサイル。ショットを撃たないでいると溜めが始まって、Ⅱボタンを押すと溜め撃ちが出せます。
一定のスコアに達すると画面内にアイテムが出てきて、取ると武器チェンジ、または強化ができます。
ショットは基本のバルカンの他にワイドビームとレーザーがあります。
ワイドビームは当てやすく連射も高め。レーザーはワイドビームと似た性能で、威力もそんなに差はなかったです。あとなぜか効果音がありません。
パワーアップが何段階まであるかは不明。パワーアップしてから被弾するとパワーダウンして、初期段階で被弾すると1ミスとなっています。
ステージは全部で2つ。コンティニュー回数に関しては未検証です。
プレイ動画のリンクものせておきます。
動画を投稿
— ドルメル (@yamanami_desu) 2020年3月28日
天使の詩Ⅱの中にある別のゲームを遊んでみました
【PCエンジン】 天使の詩Ⅱに隠されたゲーム「DARK LEFT」をプレイしてみた https://t.co/YSzeuP6Gcn #sm36583640 #ニコニコ動画 #PCエンジン
遊んでみた感想
テレネットのゲームという基準で見るとゲーム性はいい方です。*1
若干調整が足りてないですが理不尽な難易度にはなっていないのでそれなりに遊べます。自機の当たり判定が大きいため敵弾の間に入ってよけるのが難しく、弾よけの爽快感も薄めです。基本的に「やられる前にやる」のが上策。
パワーアップの維持が難しく、なかなか自機を強くすることができないからアイテムはもうちょっと出てほしいなと思いました。
種類はかなり少ないですが効果音はしっかりしてて、個人的に戦艦を破壊した時の効果音が好きです。(ちなみに同社のゲーム「ブロウニング」と同じ)
今回はゲームの中に入っているもう一つのゲームをプレイするという貴重な体験ができました。好きでよく遊んでたゲームの中に別のゲームが入っていたという事実を知ることができたのもよかったです。どんな経緯で作られ、どんな理由で天使の詩Ⅱに入ることになったのかは結局のところ謎のまま。開発に関った人がいるなら話を聞いてみたいものです。
とりあえず後で全クリしようと思います。その結果に関しては追って報告するのでお待ちください。
(追記)
ステージ2をクリアしたら警告画面に戻りました。
*1:ビジュアルシーンや音楽、キャラが良くてもゲーム性が悪いことが多いのがテレネットゲーの特徴。もちろん全てがそうではありません