驚愕の値段! 霊鳥、烏骨鶏の卵を食べてみた
先日秩父市にある道の駅ちちぶに寄って買い物をしてた時のことです。調味料や添加物の置かれている棚にしれっと混ざって並べられた烏骨鶏の卵を見つけて衝撃を受けました。キャビアやフォアグラが売っているより現実的とはいえ、まさか秩父市内、それも道の駅で希少な食材を見つけるとは思ってもいませんでした。
あまりにも気になってしまったので購入。どれだけ違いがあるか調べてみました。
希少な卵
こちらが道の駅で買った烏骨鶏の卵です。
烏骨鶏は烏骨(黒い骨)という名の通り皮膚、内臓、骨に至るまで黒色で、白か黒のふさふさの羽毛が特徴の鶏です。日本に渡って来たのは江戸時代で、中国では霊鳥として扱われ不老不死の食材と呼ばれた歴史もあります。
卵を産む回数が普通の鶏よりも少ないため高価格で取引されています。
卵の一般的な相場は1個500円前後とも言われていますが、道の駅で買った烏骨鶏の卵の値段は一般的に言われてる相場とはかなり違いました。
驚かないでください。烏骨鶏の卵3個入りのお値段は・・・
なんと・・・
360円です。
つまるところ1個120円。
都内や埼玉の都心に近い地域の百貨店なら360円で一個買えるかどうかもあやしいところです。そう考えるとこの値段は凄すぎます。原産地が同じ秩父市で、そこまで流通にコストがかかっていないということを差し引いても安すぎです。
霊鳥が持つパワーをいただくための対価が安すぎるとなんだか申し訳なくなってしまいます。
比べてみよう
まずは大きさの比較から
左が家にあった卵(赤玉)で、右が烏骨鶏の卵です。烏骨鶏の卵は普通の卵より小さいのは知っていましたが、こうして比べてみるとその差は明確。
割ってみてもこの通りです。
高級な卵の黄身は指でつまめると聞いたことがあったので試してみたのですが、残念ながら失敗したため割愛。手先が不器用選手権があったらトップ10に入る私の手先では無理でした。
ちなみに黄身の触り心地はかなり良く、つまもうとするとスルッと逃げていく感じが存外よかったです。
比べてみよう 実食編
見た目の次は味です。
希少で高級といっても味に違いはあるのか?その疑問を解消すべく、一番おいしく食べられるであろう卵かけご飯で比較してみました。
純粋に素材の味が出やすく、あまり食欲がない時やおかずが足りない時、熱がある時などあらゆる状況でも対応できるのが卵かけごはんのいいところです。
まずは市販の卵から
シンプルに「うまい」です。と言うより食べ慣れすぎててあまりいい表現が見つからなかったのがちょっともどかしくもあります。
次は烏骨鶏の卵
黄身がかなり濃く、混ぜる度に期待が膨らんでいきます。
食べてみると・・・小さいながらも濃厚で上品。しかも濃厚でありながらしつこさがなく後味もすっきりしていました。ただ物が小さい分、ごはんを盛りすぎると満遍なく行き渡らないので注意です。検証時はちょっと盛りすぎました。
初めての烏骨鶏の卵、控えめに言っても最高でした。 たまの贅沢をしてみたいならオススメです。一度試してみてはいかがでしょうか?